「天気が悪くなると、こめかみが締め付けられる」

「週末になると、緊張が解けて逆に頭痛がする」

「病院でMRIを撮っても『異常なし』と言われ、結局鎮痛剤を飲むしかない」

当院に来院される頭痛患者様の切実な声です。実は、頭痛の約8割を占める「緊張型頭痛」や「片頭痛」に対し、西洋医学的な薬物療法だけでなく、物理的に自律神経や血流を制御する「鍼(はり)」が非常に有効であることは、まだ十分に知られていません。

今回は、柔道整復師・鍼灸師の視点から、現場で実際にどのように頭痛の原因を特定し、鍼でアプローチしているのかを徹底解説します。


1. 当院で多い「頭痛相談」の傾向:3つのパターン

現場で見ていると、頭痛は単一の原因ではなく、いくつかの要素が複雑に絡み合っています。

  • 後頭下筋群の「トリガーポイント」: 首と頭の境目にある深層の筋肉が硬くなり、そこを通る「大後頭神経」を圧迫。後頭部から目の奥にかけて突き刺さるような痛みが出るパターン。

  • 気圧変化による「内耳のむくみ」と血流障害: 低気圧が近づくと自律神経が乱れ、脳の血管が拡張または収縮しすぎることで起こる気象病由来の頭痛。

  • 「噛み締め・歯ぎしり」由来の側頭部痛: 無意識のストレスで側頭筋(頭の横の筋肉)が過緊張し、ハチマキで締め付けられるような痛みが出るパターン。

現場の視点:

患者様は「頭が痛い」と仰いますが、私たちは「首を前後左右に倒した時に痛みが変わるか?」「光や音に敏感になっていないか?」という問診から、筋緊張性なのか、血管性(片頭痛)なのかを厳密に切り分けます。


2. 鍼灸師としての評価ポイント:なぜ「手に触れる」だけで原因がわかるのか

当院では、首を触る前に、必ず「手足のツボ」や「お腹の弾力」を確認します。

① 後頭下筋群の「指先でしか分からない」硬結

頭痛のキーポイントとなる後頭下筋群は、表面の大きな筋肉(僧帽筋など)のさらに奥にあります。指圧では表面の筋肉に阻まれて届きにくいこの部位に、コンマ数ミリ単位で鍼を誘導し、深層の緊張を物理的に解除できるのが鍼灸の最大の強みです。

② 「橈骨動脈(手首の脈)」による自律神経の評価

片頭痛のように血管が拡張して痛む場合、患部を闇雲にマッサージすると逆効果(悪化)になることがあります。私たちは脈を診ることで、交感神経が優位すぎないか、血管の拍動が強すぎないかを確認し、全身のバランスを整えるツボを選定します。

③ 肩甲骨の内側(膏肓:こうこう)の反応

慢性的な頭痛持ちの方は、例外なく肩甲骨の間の筋肉が凍りついたように硬くなっています。ここを放置して頭だけを施術しても、すぐに「戻り」が生じます。


3. 頭痛に対する「鍼(はり)」の具体的なメカニズム

「なぜ細い針を刺すだけで頭痛が治るの?」という疑問に対し、当院では以下の3つのメカニズムに基づいて説明しています。

  1. 軸索反射による血流改善: 鍼を刺入すると、身体は「異物が入ってきた」と認識し、その部位の血流を急激に増加させます。これにより、痛みの原因物質(ブラジキニンなど)が洗い流されます。

  2. ゲートコントロール理論: 鍼刺激が神経を通って脳に伝わる際、痛みの伝達をブロックするゲートが働き、痛みの感じ方を即時的に和らげます。

  3. 内因性オピオイドの分泌: 鍼の刺激によって、脳内で「エンドルフィン」などの天然の鎮痛物質が分泌されます。これは副作用のない天然の鎮痛剤です。


4. 施術前に必ず説明している「リスクと限界」

どんなに優れた施術でも、リスク管理は必須です。

  • 「二次性頭痛」の除外: 突然の激しい痛み(バットで殴られたような痛み)、高熱を伴う、ろれつが回らない等の症状がある場合は、脳血管障害の可能性があります。その際は、施術を中止し、即座に専門医への受診を強く促します。

  • 片頭痛の炎症期: 激しい拍動痛がある真っ最中は、局所の血流を上げすぎると痛みが増すことがあります。その場合は、足元のツボを使って熱を下げたり、炎症を鎮めるための「遠隔処置」に留める判断をします。

  • 気胸(ききょう)のリスク: 首や肩への鍼は、解剖学的知識が不可欠です。当院では肺の深さを正確に把握し、安全な角度・深さで施術を行うための徹底した基準を設けています。


5. 症例報告:薬が手放せなかったC様(30代女性)のケース

【主訴】 週に3〜4回、こめかみがズキズキと痛み、市販の鎮痛剤を10年以上常用。薬の飲みすぎによる「薬剤乱用頭痛」の疑いもありました。

【現場での判断】

首の付け根から背中にかけて、筋肉が板のように硬直。さらに、足の冷えが強く、頭に血が上りすぎている(上実下虚)状態と判断しました。

【施術経過】

  • 初回〜4回目: まずは「足元のツボ」に鍼を行い、上気した血を下げる治療を優先。これだけで薬を飲む回数が週1回に減少。

  • 5回目〜10回目: 身体の土台が整ったところで、首の深層筋へのアプローチを開始。

  • 現在: 薬を全く飲まなくて済む日が1ヶ月以上続き、「頭を抱えて寝込むことがなくなった」と喜んでいただけました。


6. 来院判断の基準と予約導線

「頭痛くらいで整骨院に行ってもいいの?」と我慢しないでください。

  • 来院の目安:

    • 週に何度も薬を飲んでいる。

    • 天気予報で雨が降る前に頭が重くなる。

    • マッサージを受けても、その日のうちに頭痛が戻る。

    • 目の奥が痛くて仕事に集中できない。

  • 料金体系:

    • 頭痛特化・鍼灸コース:4800円(初検料別途)

    • ※当院では使い捨てのディスポーザブル鍼を使用しており、感染症のリスクはありません。

  • ご予約方法:

    頭痛は「いつものこと」と諦める必要はありません。まずはあなたの頭痛のタイプを特定しましょう。


柔道整復師・鍼灸師として

頭痛は、あなたに「今の生活リズムや姿勢、ストレスが限界ですよ」と教えてくれている身体の防衛反応です。

私たちは、その場しのぎで痛みを感じなくさせるのではなく、「頭痛が出にくい身体環境」をあなたと一緒に作っていきます。指先から伝わる筋肉の叫びを聞き、最適な一本の鍼で、あなたの毎日を晴れやかに変えるお手伝いをさせてください。

【茅場町駅徒歩1分】F.C.C.かやば町整骨院|都道50号沿いにある整骨院
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